琵琶湖からほど近い今津駅前の商店街を抜けた先に、2025年11月、ついに高島・今津町に鞄・雑貨ブランドの実店舗「nuno ni shitai.(ヌノニシタイ)」がオープンしました。

持ち手の“三つ編み”が印象的なバッグは、見た目の可愛さだけでなく、地域の手仕事と地域資源の背景がぎゅっと詰まった一品です。
“ツナガル×キッカケ”をコンセプトに。町工場から生まれたブランド

ブランド名の由来は、縦糸と横糸が一枚の布を織りなすように、人や地域、文化をつなげたいという想いから。職人が、デザインから縫製・販売までを丁寧に手がけています。
人気の理由は“三つ編み”の持ち手と「琵琶湖生まれの布」
ブランドの代名詞ともいえるのが、持ち手が三つ編みになったバッグ。しっかりと手になじみ、使うほどに風合いが増す仕様です。
バッグに使われている素材のひとつ「琵琶の葦布®」(株式会社高麻)は、琵琶湖岸で刈り取った葦(ヨシ)を繊維として織り込んだ、環境にもやさしい特別な帆布。自然素材の風合いや生成りのやわらかい色味が、日常の装いに優しく溶け込みます。
“10分で完売”の人気。生産数に限りある、手仕事の証
2025年3月にスタートしたオンライン予約販売では、発売開始10分で全サイズ完売するなど、ファンの間で“買えないバッグ”として話題に。SNSでの発信を通じてブランドを知った方々が、抽選や再販のたびに購入を希望。すべてが手作業であるため、生産数には限りがあり、予約制や限定販売を続けてきました。
応援の声に背中を押されて、工房兼ショップが誕生

「実物を手にとってみたい」「作っている人に会いたい」
そんなファンの声に応えるかたちで、2025年11月、高島市今津町にブランド初の工房兼店舗が誕生しました。店内には5台のミシンが並び、制作風景を間近で見られる設計に。店舗奥では職人がバッグを仕立て、手前では完成品を手にとって選ぶことができます。
「つくる」と「つかう」がつながる場所を、高島から。
nuno ni shitai.のバッグは、ただのファッションアイテムではありません。作り手の顔が見える製品を通して、地域のものづくりや環境、文化ともつながる。そんな“きっかけ”を生む存在です。
布を介して、ひと・まち・自然がつながる。
その原点にあるのは「お客さまの喜ぶ顔がみたい」「気持ちにこたえたい」という想いです。
編集後記
地元ブランドの中でも、「nuno ni shitai.」は“高島のものづくり”そのものを体現する存在。オンラインからリアル店舗へ、町工場の一歩がまち全体の誇りへと広がっていく。そんなストーリーを、これからも追いかけていきたい。
より詳しく知りたい方は、PR TIMES STORYでも田中の取材記事が紹介されています。
(取材・編集:田中可奈子/ライティング:Miku)