たかしま広報部の山内です。高島市出身で現在は京都在住のわたしが、帰省すると買って帰るオススメの高島みやげをご紹介します。
発酵文化が根づく高島市には、昔ながらの製法で酒・醤油・お酢・麹・味噌などをつくる、お店が残っています。今回は、そんな高島の発酵食をはじめ、わたしが実際にお土産として渡して喜んでもらえた、間違いない4品を紹介します。
【雨垂れ石を穿つ】(福井弥平商店さん)

お世話になった上司のご退職祝いの品を探していたとき、偶然出会ったのがこのお酒でした。
日本酒らしくないネーミングに心を惹かれ、ラベルもワインのようにシンプルでおしゃれ。上司がお酒好きだったことに加え、商品名の「雨垂れ石を穿つ」という言葉にも背中を押されました。「コツコツと続けていれば、いつか大きな成果が出る」という、わたし自身も大切にしていることわざです。さらに、数々の賞を受賞されているとのことで、お酒が飲めないわたしでも安心して贈ることができました。
後日「とても美味しかった! 高島に行ったらまた買いに行きます」と嬉しいご連絡をいただきました。それ以来、お酒好きの友人への手土産はいつもこちら。300mlの小瓶もあり、お持ち帰りやすいサイズ感です。
濃密なのに飲みやすい、美味しいお酒で、まさに“酔うためのお酒ではなく、味わうためのお酒”という蔵元のモットーをそのまま体現した一本です。
▼福井弥平商店 萩の露公式サイト
https://www.haginotsuyu.co.jp/
オンラインショップあり
【華キムチ】(天平さん)
京都で開かれたイベントの打ち上げでお鍋をした際、主催者がこちらのキムチも準備していました。
わたしはキムチそのものをそのまま食べるのはあまり得意ではなく、普段は豚キムチにしたり鍋に入れたりして楽しんでいました。でもこの時、初めてキムチをそのまま食べました。

「何これ!甘くてめっちゃ美味しい!どこのですか?」
「催事で売っていたよ」
「天平キムチ? 高島の? それ、わたしの地元です」
その後も、遅れてきた仲間がキムチを食べる度に同じやり取りが繰り返されました。「どこのキムチ?」と聞きたくなるくらい、本当にとても美味しいのです。この日はお世辞じゃない生の声を何回も耳にし、高島発のキムチ絶賛に嬉しくなったのを覚えています。
それ以来、高島に帰る度にお土産として買って帰るようになりました。
▼天平公式サイト
https://tenpeishop.com/
オンラインショップあり
【丁稚羊羹(でっちようかん)】(山田旭堂さん)

わたしが小学生だった頃「遠足のお菓子と言えば山田さん」というほど、町内の小学生はみんな遠足前日に300円を握りしめてこのお店に通っていました。今は駄菓子の販売は終了していますが、こだわりの和菓子は昔と変わらずどれも美味しいままです。
近江名物の丁稚羊羹(でっちようかん)は、竹の皮に包まれたあっさり素朴な味わい。実家でも昔はよく作っていたので、わたしにとっても時々無性に食べたくなる懐かしい味です。

羊羹と水羊羹のちょうど中間くらいのやわらかさで、竹の香りがほんのりと広がります。ご年配の方には、この素朴さが特に喜ばれます。
外国製の竹皮が増えている中、山田旭堂さんは国産にこだわり、京都から取り寄せた竹皮を使用し、小豆はお店で炊いて丁寧に仕上げているとのこと。ミニサイズがあるので、美味しいのはもちろんお土産として配りやすい点も魅力です。

▼山田旭堂 Google
https://maps.app.goo.gl/dFGmkPYEGkPWicmK6
【とんちゃん】(鳥中さん)
高島市民にとっては定番のご当地グルメ。実家に帰った際、毎回買って帰ります。
お店によって味が違い、好みがあります。我が家は鳥中さん派です。

子どもの頃から大好きで、高島の人にとってはBBQでは必須。とんちゃんを知らない市外の方たちとのBBQに買っていくと、必ず「美味しい」と喜ばれます。

近頃は百貨店等の催事で販売することもあり、ふるさとの納税の返礼品にもなっているので、県外でもファンが多いですね。
▼鳥中公式サイト
https://tonchan-no-torinaka.net/
お土産選びに迷ったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
(記事:山内康子/編集:田中可奈子)